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ジョアンのいない9月 その4(全5回)

ジョアンのいない9月 その4(全5回)

攻めのカレント

ヘルニアの手術後、エンティティーはサンパウロの病院のベッドの上から、順調に回復しているジョアンさんの肉体を借りて、いろいろな指示を出し、その内容を付き添っている周りのスタッフがカーサに伝えました。エンティティーの指示は絶対です。カーサは通常通り運営されることになりました。

そしてジョアンさんがいないカレントルームがどのようになっていたかというと、いつもジョアンさんの座るイスにはカーサのエンティティーの統括者であるドン・イナーシオ・デ・ロヨラ肖像画が載せられました。そしていつもはジョアンさんの脇にあるバスケット(願い事の紙や写真が入れられる)がイスの前に置かれました。願い事や写真はラインに列んだ人がそこに直接入れることになりました。 そしてこれは見た目の話で、それがどんな運営形態であっても私にとってはたいしたことではありません。

私の一番の気がかりはジョアンさんのいないカレントルームのエネルギーはどうなっているのかということでした。まず、メインホールの前の方の席で裸足になって足裏を床タイルにつけてみると、すぐにエネルギーを感じました。普段はもう少し穏やかで、30秒ぐらい経ってから感じるのですが、このときはほとんど瞬時に感じることができました。それからステージの上に行って、祈りのための三角形のあたりに行くとエネルギーがなにやら渦巻いています。とても強いエネルギーです。三角形に触れるとその大きな渦が頭部に降りてきました。その逆向きの竜巻のようなものに包まれて祈ると、変性意識状態になっていきます。そのときは時間外だったのでカレントルームへ入ることはできませんでしたが、これはもう推して知るべしでしょう。このときほど、エネルギーワーカーであることをうれしく思ったことはありません。

実際、水曜日からのセッションが始まって、カレントルームに座ると、いつもの二倍くらいのエネルギーになっていました。ツアーメンバーに付き添って治療室にも座りました。ラインごとに付き添っていたので1日に四回治療室に座る日があり、これまでそんなことは一度もなかったのですが、最後の方はボーッとして頭痛が起きそうでした。もちろん、治療室にいるあいだに私自身にエンティティーが何かしていた可能性はありますが――。

エンティティーがカーサのセッションを運営するために普段以上に力を入れているのがわかりました。そしてジョアンさんのいないカーサを守ろうとする強い意思を感じました。この時期にカーサに来た人々は、私に言わせれば、 思わぬ「特盛りサービスウィーク」に遭遇したようなものと言えます。また、いつもは来ないエンティティーまでもが来ている、というカーサスタッフもいました。しかし、ツアーメンバーにエネルギー的に本当にすばらしいこの状況を具体的に説明する術がない、ということは残念なことではありました。


※写真は上が名前性別不詳のエンティティー、下がSÃO DOMINGOS SÁVIOです。

その5へつづく