エンティティーの愛の形――「思えば思わるる」ということ(6)

エンティティーの愛の形――「思えば思わるる」ということ(6)

子供の頃

子供の頃のことはあまり憶えていません。自分にとって都合の悪かったこととかはトラウマのようで、記憶がつぎはぎになっていて思い出せないようです。思い出すことも出来ますが感情的に悲しくならないような気がしています。


思考がダイレクトに伝わるという感覚は「読んでいる」という表現が近いかと思います。 言わなくてもいいこと、相手が心に隠しておきたい気持ちなどを口に出してしまって、怒られたり、嫌がられたりということがありました。そうした能力というのはみんなが当たり前のように使えるものだと思っていたので。そしてだれもが使えることでは無いと解ってからは、それを使わないように自分の中に封印していました。


心の中を読んでしまうので誰とも仲良くなれない、というくらいの気持ちはありました。あまり良い考えの人がいないので怖くなっていたように思います。

開花

映像化してよく見えるようになったのは子供を産んだ後、19歳くらいからだったと思います。私自身がそこで開花して良いと思ったからだと思います。クライアントさんに対しては、玄関の中がこうなっているから右側のこの葉っぱは枯れているので捨てたらどうですか、というように家の中を覗いたり、前世を見たり、人の体の中に入っていって、身体のどこが痛いとか、ムカムカする、というような感覚・感情を受け取ることをして、アドバイスの材料としています。その他には亡くなった方の世界に入り、クライアントに関わる霊的な存在から言葉やイメージ、感情というものを受け取って、当人に伝えるということをやっています。当然ですが、その人にとって必要な事を伝えるようにしています。

カーサに行ってからと今とで変わったこと

不安が無くなりました。トラウマもたくさんありました。人生でこういう経験が嫌だったな、とか何で私はあんな経験してきたんだろう、というように自分を責める思い癖がたくさんありました。挙げ句の果てにはこんなに他の人をハッピーにしているのに自分はこんなに報われないから、自分はあの世に帰って死んでしまいたい、となんども思いました。そういう気持ちが一切無くなって、とにかく心が穏やかに幸せに生活できています。また、面倒なので保留にしていたことが勝手に上手く流れているように思います。

私の願い事は叶ったと思います。


ガイドのまなざし

私はアメリカのテレビドラマで『Dr.ハウス 』という番組が好きなのですが、主人公の総合診療科の医師ハウスの口癖に『Everybody lies (人は嘘をつく)』というのがあります。これは患者が自分の病やそれまでの習慣・行動・考え方を説明する際に、意識的か無意識的かに関わらず、本当のことを言わないことで診断が誤った方向に導かれることがあることを意味しており、ハウスにとっては診断の際にはあらゆる可能性を見落とさないための座右の銘のようなものです。

私自身もクライアントが御自身の信念に基づいて集めてきた言葉の中には、本人にはそのつもりがなくても判断をミスリードする美談ストーリー、世間体からの嘘、思い込みなどがたくさんあることを理解しております。もちろん、そうした状況に対しては「思いやり・愛情、理解」という心のあり方が大事だと思いますが、実際、そうした「言葉」に惑わされることは多いと思います。
私がずっと昔にエンティティーに願ったことは「クライアントの病を理解し、それを治すために必要な事を教えてください」ということでした。エンティティーはそれに応えて、オーラの色、チャクラ、エネルギーの流れを視覚的に見せてくれるように手配してくれました。

当然ですがオーラの色やチャクラの状態は嘘をつきません。

その人が今どういう状況にあるのかを正確に教えてくれます。たとえば、「自分は物事を考えすぎる傾向にある」とクライアントが言っても眉間のチャクラが詰まっているのが判れば、それは考えすぎているのではなくて「判断力が無くなっているのだ、空回りだ」ということが判ります。また、「過去に起こったこと、それにまつわる人々のことは全部赦している」と言ったとしても首の周りに赤黒い煙状のものが見え、併せてオーラの基調色がくすんでいれば、怒りは相変わらずそこにあり、赦しているわけではなく、抑圧して、思い出さないようにしているだけだということが判ります(こういった怒りはいずれ必ず引き金になる事件が起こり、表面化します)。

実咲さんの話に戻ります。
実咲さんのオーラは基調色が紫で、お目に掛かった当初はかなりよどんでいたように思いますが、2回目の手術後、クリアな色になっていたように思います。チャクラは下方のチャクラ二つが少し大きくなり、回転が速くなったように思いました。クラウンチャクラについては相変わらず大きなままですが、おそらくエンティティーの要求する50%の自助努力はこの部分なのでしょう。自分でクラウンチャクラを閉じる方法を覚えること、グラウンディングすること――それはつまり、この地上で機能しようとすること、楽しみと共に今世の目的を遂行することなのだと思います。言い換えれば、自分のチャクラを自分でコントロールしていくことが、引いては、本来はギフトではあっても「強力なダイナモである霊能力」に振り回されずに自分の人生をコントロールしていくことなのではないか、と当方は考察しました。



(7)へつづく