カーシャの聖リタ(Saint Rita of Cascia) 3☆エンティティーシリーズ☆

カーシャの聖リタ(Saint Rita of Cascia) 3

 

続いて聖リタに関する有名な4つのエピソードを紹介します。

 

額の傷
リタが60歳位の頃、彼女がいつもの習慣になっている「磔(はりつけ)にされたキリストの肖像」の前で瞑想をしているときのことでした。突然、彼女の額に小さな傷が現れました。まるでキリストの被った冠から一本のとげが柔らかくなって延びてきて、彼女の肉体を刺し貫いたかのようでした。そしてリタはそれから15年間、この目に見える主との絆を身につけていました。リタが亡くなったのは76歳ですから亡くなる直前まであったということになります。

 

 
 薔薇
リタの晩年、修道院で寝たきりになった頃の話です。リタは亡くなるまでの4年間は寝たきりだったと言われています。

彼女のいとこが訪ねてきて彼女の以前住んでいた家から何か持ってきて欲しいものはないかと聞きました。リタはその家の庭にある薔薇を持ってきて欲しいと言いました。季節は1月だったのでいとこはなにも見つけられそうにないと思っていましたが、その家に行くと一本だけ咲いている薔薇がありました。いとこはその薔薇と、同じく庭にあったイチジクの実を修道院に持って帰りました。

聖リタが描かれるとき、しばしば薔薇を抱えている絵、あるいは薔薇が傍にある絵が描かれます。聖リタの祝祭日には教会と聖リタの聖廟はその期間に行われる集会に薔薇を提供します。

 
 
ベルギーのラルネ教区には蜂をフィーチャーした聖リタの像があります。この特徴にまつわる話は彼女の幼少期の洗礼に由来します。リタが洗礼を受けて何日か後、彼女がベッドで寝ていると白い蜂の群れが彼女の周りを飛んでいるのに家族が気づきました。蜂は彼女の口の中に出入りしていたので家族はぎょっとしましたが、よくみると蜂はみな平和そうでリタには何の害もなさそうでした。家の執事はこのことは彼女が将来、勤勉、美徳、献身といったパーソナリティーを持つことになることの兆しだと話したということです。

リタのぶどう園
リタが修道院に入ったとき、彼女はすでに結婚していて処女ではなかったので修道女のヴェールを貰うことが出来ませんでした※。彼女の信仰と修道院の生活に対する忠節をテストするために修道院長は彼女に庭に植えられた死んだブドウの枝を世話するように命じました。リタは死んだ枝に毎日水をやり、何年間も世話をしました。長い年月が過ぎ、とうとうその死んだ枝からブドウがなりました。その枝は今でも生きていて法王に献上するためのワインをそこから取れたブドウで作っています。

そのブドウの木は奇跡的なヒーリング力を持っていると言われています。特に聖リタを信奉する人たちにとっては効果があるとも言われています。切り傷や打撲傷を治す効果があるとのことです。

 

※修道女の被っているヴェールは神との結婚を意味し、それは「貞潔」「清貧」「従順」を守るということで、未婚の女性のみに与えられるものでした。


※500年後の現在も残っている聖リタのブドウの木(カーシャ)


聖リタについてジョアンが語ったところによると、ジョアン自身、聖リタの敬虔な信者であるとのことで、聖リタからは「神を愛し、信じなさい」と言われたとのことです。また、たくさんのスピリチュアルな事柄について聖リタから教えて貰ったとのことでした。これは最初に「ソロモン王」に肉体を貸してヒーリングを行ったミディアム体験の後、ジョアンは様々な教えをエンティティーたちから何ヶ月にもわたって受けることになるのですが、その教師の一人として聖リタがいたことを示していると思われます。

現在、エンティティーは自分の名前を名乗らない存在も多いということですので聖リタがジョン・オブ・ゴッドの肉体を借りてヒーリングを行っているメンバーに含まれているのかどうかは不明です。ただ、これは私見ですが聖リタのぶどう園の逸話からも判るとおり、なんらかの形で加わっているような気がします。

 

リタは1900年5月24日に聖人に列せられました。聖リタの祝祭日は 5月 22日です。



聖リタの回 完



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