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モルダバイト考 あるいは『時の石』 前編

モルダバイト考 あるいは『時の石』 前編


この記事は当方の本業に関するブログ『みずからの手を信じて――リコネクション仙台季節だより』からの転載です。転載した理由は内容的にジョン・オブ・ゴッドとエンティティーに大きく関係してきたためです。よろしければご覧になってください。

モルダバイトとは


モルダバイト」という石をご存じでしょうか。

エリック・パール氏の著書『リコネクション』あるいは『ザ・ゲート』をお読みの方であれば、パール氏がみずから述べているとおり、これを持つことでチャネリングと出会い、リコネクティブヒーリングⒸあるいはリコネクションⒸの哲学を支える6つのフレーズを受け取る重要な契機となった石ですので、記憶されておられる方も多いのではないか、と思います。

この石はいわゆる「パワーストーン」と呼ばれ、チェコ共和国(Czech Republic)のモルダウ川(Moldau ドイツ語)流域で採取され、モルダバイト(Moldavite)の名前の由来となっています。写真にあるように、色は苔色(こけいろ) 、ダークオリーブグリーンといった感じのくすんだような緑色や褐色で、一見アボカドのようです。隕石の衝突によって出来るガラスを「テクタイト(Tektite)」と呼ぶのですが、これはその一つで、成分は地球の鉱物と同じで二酸化ケイ素が主な成分です。一言でいえば、緑色のガラスです。由来については1450万年前の隕石の衝突によってできたとする説のほかに、隕石の衝突はなく、出自は不明とする説も在ります。

写真にあるのは私のモルダバイトで約40グラムです。こうしたギザギザのないものより、その次の写真のように地下水の浸食によって粗めパン粉で揚げたフライのような形状になったものの方が高価だ、という話です。私はつい「モルバタイト」と呼んでしまうことがあります。アメリカ人の友人は「Moldovite(モルドバイト)」と書き間違いしますので、結構間違いやすい名前ということにしましょう。


パワーストーン」と呼ばれる理由は、これを持つことによって、次のような効果が感じられる、と言われるためです。
・意識の進化
・霊的な成長
・強力な癒やし
・自己あるいは他者へのヒーリング能力の強化ならびに負担の軽減
・カルマの解消
・内的な問題の浮上・顕在化
・富と繁栄
・ハイアーセルフとのつながりの強化
アカシックレコードへのアクセス
・異次元の存在とのインタラクション

また、そうした効果の反面、「モルダバイト・ショック(Moldavite Shock)」と呼ばれる劇的な変化が、ある種の人々にとっては、「負の側面」として、とられることもあるようです。
具体的には、
・湯あたりのような症状
低温火傷のような皮膚の炎症
・持っていられない
・思考がままならない
・頭痛
・気分が悪くなる
・下痢をする

感情・感覚的なこととしては「おそろしい、側に置きたくない」と思う人もいるようです。また、これは「負」とは言えませんが「偶然の一致が頻発する」ということも言われております。
もっといろいろありますが、まあ、一般的な説明はこれくらいにして私のモルダバイトとの出会いを語りたい、と思います。

モルダバイトとの出会い


私がこの石に出会ったのはヒーリングを本格的に仕事として始めて、まだ間もない頃でした。

その頃はいわゆる「パワーストーン」というものにまったく興味がありませんでした。以前、アメリカのサウスダコタ州にある友人宅に遊びに行ったとき、ブラックヒルズ(アメリカ歴代大統領の彫刻のあるラシュモア山で有名です)まで連れて行ってもらったことがあるのですが、そこにあるストーンショップに、友人の希望でちょっと立ち寄ったことがありました。ストーンショップに行ったのはそれが生涯で初めて(東北の田舎には石屋さん〔墓石がメイン〕しかありません)のことです。

アメリカは土地がたくさんあるので、店の中よりも敷地に原石がゴロゴロと置いてあり、量り売りをしています。日本に帰ってきてから調べた日本の相場と比べると3分の1くらいの値段で売られています。そして、それぞれの石は、その種類によって波動(この言葉が正確なのかどうかはよくわかりませんが)がそれぞれ違うことを発見しました。石に次々と手をかざし、あるいは触ってみて、それを実感しました。

しかし、それだけことです。鉱石にはそれぞれ固有の振動数がある、ということは科学的にもわかっていることですし、それが手でわかってもいいでしょう。それに違いがわかっても、それが何の意味があるのかもわかりません。強い波動と弱い波動。イガイガした感じと柔らかい感じ。そんなことがわかっても何の役にも立ちません。そのストーンショップでも、何も買いませんでした。

しかし、ある日、なにげに見ていたウェブサイトの一つにモルダバイトの画像があり、とてもきれいだな、と思いました。そしてブックマークだけしておきました。もちろん、見るだけです。値段はちょっとした海外旅行が出来るくらいの価格ですし、しょせんはガラスでしょ、という思いがありました。昔あったスプライトⒸのガラス瓶でも、川べりに埋まっていれば、何千年か後には瓶の底が似た形になるでしょう。そんなものにお金を掛けるわけにはいきません。

そして、石のことは忘れていたのですが、3日後くらいに、なぜかどうしても気になって仕方がなくなってきました。一日のうち、何度も石の画像を見てしまいます。そしてそのタイミングで思わぬ臨時収入(本業以外で)がありました。しかし、そのサイトはヨーロッパですし、英語は通じるのでしょうか。とりあえず、英語でメールしてみて、なにも返ってこなかったら、あきらめようと思い、出してみました。メールはすぐに返ってきて、しかもちょっとだけ割り引きしてくれる、という話です。ただ、いかにもあやしげな感じで、証明書もない、とのことです。ニセモノだったらどうしようと、それから一週間くらい迷っていたのですが、どうにも我慢が出来ずに、注文してしまいました。

モルダバイトにぞっこん

決済はPayPalの先払いです。すでに決済は終わっていますので、どんなものが届いても、あるいはなにも届かなくても、あきらめるしかありません。

それが届いたのは5日後です。「PRIORYTET」と大きくスタンプが押された封筒の中に幾重にも梱包されておさめられていました。最終的な包み紙は、よく食堂に置いてある、紙ナプキンでした。毛羽立たないので、トゲトゲしい石にはこれが良いのでしょうか。なん枚も重ねてあります。はやる気持ちを抑えて最後のひと剥きを終えると、その石は出てきました。

ちっちゃいピグモンのようです。なにを与えたら大きくなるのでしょうか。まあ、でも見た目はどうでもいいのです。

左の手の平に載せました。

左手が大きく反応しました。手のひらの真ん中部分――施術「リコネクションⒸ」で使うエネルギーラインを出す部分が、痛いくらいになっています。

本物です。確信しました。

石は、みずからエネルギーを放っているのか、それとも私を通じてエネルギーを引き出しているのか、それはわかりません。しかし、その石を持つことで左手が喜んでいるのがわかります。温かさとは違う「心地よさのミトン」を付けたようです。右手に持ち替えてみました。同じ心地よさがゆったりと手全体にまといつきます。左手も右手も自分の手なのにどちらも、われ先に石を持ちたがっています。

窓際に行き、日の光にかざすと、その「たどん」のような石は、またたく間に表情を変え、エメラルドの深い輝きを放っています。龍の腹が幾重にもかさなり合っているかのような、天然の文様が、複雑な光の表情を作り出し、その癒やしの光にしばらく陶然となりました。


石を手放せなくなりました。普段は、梵字(ぼんじ)の書かれた巾着にいれ、ハートのチャクラのあたりに来るようにし、瞑想では、額(眉間のチャクラ)に付けられるようなヘッドバンドを手作りし、寝ている間はクリスタル・サッコ※をまねて、子供用の小さい白いソックスを、モルダバイトをもった手に被せ、寝ている間に絶対に手放さないようにしました。
※クリスタル・サッコ――パワーストーンを持って瞑想する際に落とさないように手を入れる袋。手首のところでしめられるヒモが付いている。一般に両手に被せる。

初めてモルダバイトと一緒に寝た晩は、次の日の目覚めが抜群に良かったのをおぼえています。一度も目覚めずにこんなにしっかりと眠ったのはいつ以来だろう、と思いました。ハートのチャクラに置くようにしてからの数日は、とても気分があたたかで、薄く涙目になります。体を動かさずにじっとしていると胸から、じんわりと柔らかい波動が伝わってくるのがはっきりとわかります。

それからいろいろなことを試しました。足にも付けて寝てみました。バカみたい、と笑わないでください。ヒーリングのエネルギーを受け取って以来、エネルギーが流れているな、と特に強く感じる場所は手と足なのですが、特に足――すねの真ん中から下はものすごく流れていて、動いているときはなにも感じないのですが、いったん動きを止めるとジンジンとしてきて、痛いくらいです。

そしてこのエネルギーの流れが引き起こす痛みは、肉体の浄化が進んでいないせいなのかどうか、ということがずっと気になっていました。つまり、肉体の浄化がすすめば、肉体を流れるエネルギーの抵抗が少なくなる(痛みが無くなる)のだろうか、ということです。というのも、リコネクションの哲学のよりどころとなっている「エノクの鍵3-1-4」に『脳細胞の分極状態は「半導体群(semi-conductors)のように活動」する』とあり、エネルギーを受け取っているのは脳であり、脳の霊的な変異・進化に応じてエネルギー量が変わってくる、と理解されるからです。そしてそのことは手や足のような肉体の部分にも適用されるかどうかがずっと疑問でした。

そして、もし、この痛みが「浄化の度合いに応じたもの」ということであれば、モルダバイトを付ければ、痛みが軽減するのではないかという仮説を立ててみました。

しかし、結果としては、痛みは無くならなかったので、足の痛みと「浄化」は関係が無いことがわかりました。

異界のドクター

モルダバイトはリコネクティブヒーリングⒸやリコネクションⒸのセッションにおいてもおいても大いに役立ってくれました。それまでもエネルギーの形・状態は見えていたのですが、もっとはっきり見えるようになり、特にリコネクションという施術においては、体のラインやスポットに正確に当てていくことが重要なのですが、エネルギーラインが今どこに当たっているのかを識別するのが、極めて容易になりました。オーラについても以前は一重のボンヤリした感じしかわからなかったのですが、じっと意識を懲らすと何層かに見えます。

ただ、ちょっと困ったこともありました。まだ、石の波動に慣れていないころのことですが、クライアント様と話をしていて、ボーっとなることがあり、クライアント様が目の前で話している、その流れを追えなくなることがありました。そういうときはきまって、小さい音ですが、高周波の耳鳴りがして(この耳鳴りはエネルギーを一番初めに受け取ったときにもしていました)、自分が本当にこの世界にいるのかどうか、怪しくなってきます。しかし、そういったこともやがて無くなりました。


石を身につけてどのくらい経ったでしょうか。日常、付けていることをあまり意識しなくなった頃のことです。対面でリコネクティブヒーリングのセッションを行って、なかなかベッドから起きてくることのできない女性のクライアント様がおられました。

セッション後は肩にちょっとだけ触れて、終わったことをお伝えするのですが、ベッドから起きられないクライアント様はたくさんおられますので特に気にもせず、「時間は大丈夫ですので、ゆっくりされてください」と申し上げて自分はお湯(すみません。当院ではお湯と水、あるいはお湯と水のブレンド〔ぬるま湯だろ〕しか出していません)を飲みながらイスに座って待っていました。

ずいぶん時間がたち、もう一度眠られてしまったのでしょうか、と思っていた頃、やっと起きてベッドから降りられました。続いてセッション中に私が感じたこと、クライアント様が感じたことを互いにシェアするというのがいつもの流れです。そしてクライアント様の話に耳を傾けていたとき、外国人の男の顔が見えた、という話をされはじめました。セッション中にプラクティショナー以外の誰かに会う、という話はときどき頂いていましたので、まあ、そういこともあるでしょう、と聞いていました。

そしておもむろに「○○○○ ××××」とおっしゃいました。

息をのみました。名前です。知っています――それはカーサのエンティティーの一人です。ポルトガル系の名前で、ありふれた名前ではないので間違いようがありません。

動揺を見せないように「そうですか」と絞り出すようにいい、話をうながしました。クライアント様は話を続けていますが、もう耳に入ってきません。クライアント様が言った名前は、ときどき私がアバジャーニアで買ってきたカーサの三角形に額を付けて祈っていたエンティティーの一人のものでした。

いつも一緒だった――驚きが喜びに変わると同時に、もっと確かめたい、という気持ちがせり上がってきます。

しかし、また、我に返って、いまはセッションの途中であり、クライアント様が自身の体験をそのまま受け取って貰うことに注力しなければならない、と自分に言い聞かせ、あまり、うまくいったとは思えないのですが、なんとかセッションを終えました。

それでもドアまでクライアント様を送っていったとき、どうしても聞きたくなって、
「すみません。ジョン・オブ・ゴッドについてご存じなのですか?」と聞いてしまいました。

「えっ、なんですか」というのが答えでした。

この日の帰り道は、青葉通りをスキップしたいような気分でした。

後編へつづく