朝顔の咲きそめる夏
朝顔の咲きそめる夏――山下さんのこと。(9)最終回 再会 それから山下さんからはたびたびメールを頂きました。質問内容は帰国後の過ごし方のこと、ハーブの飲み方や注意点といったことで、とても慎重にカーザのプロトコルを守ることで自分の体をケアされてい…
朝顔の咲きそめる夏――山下さんのこと。(8) 村を去る日 山下さん以外のメンバー全員が村を去る日がやってきました。 我々の泊まっていたポウザアダはジョアンさんがニューヨークセッションで村にいない時期にあわせて、大掃除と模様替えのため一週間閉鎖され…
朝顔の咲きそめる夏――山下さんのこと。(7) 滞在中のこと 山下さんは滞在中の前半、ジョアンさんと会うことができないので、私は最初はカレントルームでのワークが望ましいと判断し、それを奨めました。 この時期、ジョアンさんの不在を穴埋めするかのように…
朝顔の咲きそめる夏――山下さんのこと。(6) チャクラとは――エネルギーの搬入口として チャクラとは何なのか――チャクラの働きを説明するということは人間活動の総体を説明することと言っても過言ではなく、その全体像を十全に説明するには紙幅がたりませんが…
朝顔の咲きそめる夏――山下さんのこと。(5) お部屋にて 山下さんはポウザアダに着いてから、お疲れなのか寝てばかりいました。食事時刻になっても現れないことがたびたびで、私が起こしに行くような状況でした(夕食も昼食も1時間しかないので、それを逃すと…
朝顔の咲きそめる夏――山下さんのこと。(4) 視えないチャクラ そして山下さんに初めてお目に掛かったのは、アバジャーニア村のポウザアダ(宿)においてでした。ツアーの予定は二週間と三週間だったので、山下さんを含めツアーメンバーのうち3人だけは一週遅れ…
朝顔の咲きそめる夏――山下さんのこと。(3) 手の届かないかゆみ 病院で脳のMRIを撮ってもらいましたが「脳には何の問題もない」ということでした。もちろん問題は現実にありますが、器質的な観点から病変を見つけることはできない、ということでしょう。 こ…
朝顔の咲きそめる夏――山下さんのこと。(2) 5、6年後のこと 再手術から5、6年が経ちました。なぜかこの時期になって目の角膜に小さな穴がいくつか開き始め、右目の視野が欠損し始めました。そのうちの1つの穴については、もし、あと1ミリずれていれば、失…
朝顔の咲きそめる夏――山下さんのこと。(1) はじめに 今回は昨年(2015年)9月のツアーに参加された山下 一馬(やました かずま-仮名)さんをご紹介したいと思います。 ※山下さんがなぜカーザを目指されたのかについて、過去に山下さんの身に起こった「数奇な出…