エンティティーの愛の形――「思えば思わるる」ということ(7)最終回

エンティティーの愛の形――「思えば思わるる」ということ(7)最終回

霊的な能力に変化があったかどうか

いまのところ変化はなく、カーサの影響は2月以降(2016年)になればもう少し落ち着くのではないかと思っています。自分ではまだもう一皮むかなければならないような気がしています。

エンティティーをどのように感じるか

私にとってエンティティーは「言葉では表すことができないもの」です。ジョン・オブ・ゴッドに会いに行くということ自体が儀式のように感じています。願い事を書くのも作業ですし、カーサにいても宿にいても日本に戻ってきても接触してきてくれて治すところは治してくれるので。とにかく愛に溢れていて私たちを何とかしてくれようとしてくれている感じがあります。

私はカーサに行くことが出来て本当に良かったと思います。これはいくらたくさん本を読んでも解らないことのような気がします。行って体感すると「こういうことなんだな」と思うことがたくさんありました。

そういえば最初に宿に着いたときも蛍のような形でスピリットが出てきてくれたりということがあり、目で見せてくれるというというか、ああしたこともすごいことだなと思いました。

その他-帰ってきてからの人間関係の変化 

 

母との距離が出来たことが自分にとっては良かったことで、このまま疎遠でいた方がエネルギーを吸い取られずに済むようになったので良かったと思っています。というのもこれまで母に一番エネルギーを吸い取られていたのが判ったのでそのエネルギーコードが切れたことがすごく良かったと思っています。戻ってきた当初はカーサに行って何でこんなに疎遠になるのかと思っていましたが、今になってみると私のエネルギーを一番吸い取っていたのは母だったか、という感じです。

カーサに行った効果の一つとしては「別々の人生を歩みましょう」という感じになれたのが一番の効果なのかなと思っています。これまでの自分の考え方だと親子は仲良くしなければならないというような思考パターンもあったかもしれませんが、それが無い方がお互いに自立できるし、母自身も腹をくくって彼女の妹や祖父(母の実父)と仲良くしなければいけないと思うのでそっちの方が良いのかな、と思えます。母は大概、日常で嫌なことがあるとうちに文句を言いに来るのでこの状況がとちょうど良いのかな、と思っています。

ガイドのまなざし

今回の記事に付けたサブタイトル「思えば思わるる」 ですが、ストレートな意味は「自分が相手のことを思っていると、相手も自分のことを思ってくれるようになる」――つまり、人を好きになって真剣にその人のことをずっと思っていれば、またその人も自分が思われていることをどうやってか感じ取り、それに反応してくれるようになる、というような意味です。

私はこのことを個人同士の恋愛という関係性に制限せずに理解するのが良いのではないかと思っております。「人の為」と表現されるような集合的な意味あいでの人類に対して、自分の中の愛の波動のあるところから人に接する、思いやりを持って理解するということを続けていけば、カーサのエンティティーに限らず、愛の波動に呼応した存在が必ず応える、と私は思っています。

先に実咲さんがメインホールで倒れたことをご報告いたしました。
当初、私は実咲さんが霊能力を使ってカウンセリングをしていると聞いてはいましたが、具体的にどういうことなのかは理解しておりませんでした。電話での事前相談会では、いま抱えている問題を中心にお話しを伺うので、そのお仕事がどのように人の為になっているかというような部分へは踏み込めません。能力を心に愛のない状態で自分のためだけに使い、金儲けに走り、そのまま魔に落ちる霊能者がいることも私は知っています。

しかし、私はメインホールで行われたのが手術である、と判ったとき、この方は「自分の能力で人を助けてきた人だ」ということを直感しました。ラインに列べば、手術が必要であれば手術を行うにも関わらず、エンティティーが誰よりも早く実咲さんを手術したのはそういう意味だと思います。私はこれまでカーサになんべんも行くことで、エンティティーが「本当に人を助ける仕事をしている人を真っ先に助けたい・手をさしのべたいと思っている」ということを理解しております。

それはこうしたスピリチュアルな能力で人を助けている方から医師や看護師などの現代医療分野、エネルギーワーカー、ボディワーカー、代替医療のプラクティショナーなど、スピリチュアルという言葉を使うかどうかには関わらずです。自分の仕事や人との関係性に誠実に向き合って経験を心に刻んでこられた方というのは、「霊性」という言葉を日常意識しなくても波動を高く保って、徳高くおられます。いわゆる「里の行(さとのぎょう)」を続けてこられたということかと存じます。エンティティーはそうした人々が今助けを求めているとするならば、決して援助を惜しみません。

エンティティーはこうした人々がカーサに行くと次のように言います。
『私はあなたが人々にたくさんのヒーリングエネルギーを流せるように助けます』

少し大きな視点からいえば、エンティティーは意識の進化という上昇螺旋の中では我々よりもすこし高いところにいるかもしれませんが、彼らもまた我々を助けることで、自分たちの魂を成長させ続けているということかと存じます。メインホールでの事件は、愛や相互のつながりに目覚めた内的姿勢とその感覚の波動から行為することの重要性を私に改めて教えてくれたように思います。



エンティティーの愛の形―― 『思えば思わるる Love is the reward of love 』(了)